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閑人 投稿日:2003/09/25(木) 01:23

・・・もう朝か。
いつもだったら隣に寝ているはずの梨華。
しかし今、俺はリビングのソファーにひとりで寝ている。
そう、昨日の夜遅く些細なことからケンカをして泣かせてしまったんだ。
梨華は多分まだ寝室で寝ているのだろう。
伸びをひとつしてから、立ちあがる。

梨華の寝顔の横でつぶやく。
「梨華、ごめん・・・」
「・・・」
「また泣かせちゃったね」
「・・・」
「俺だって笑ってる梨華が大好きなのに・・・ごめんな」
ふいに梨華が目を覚める。
「・・・あたしも・・・謝らなくちゃ・・・ね」
「起こしちゃった?」
「ううん、いいの。ゆうべは疑ってごめんね。ほんとは○○のこと信じ
 てるから。大好きだから。」
そういって梨華は涙を流した。
「梨華はそうやってまた泣くんだから」
「だって〜もう〜」
顔をくしゃくしゃにしながら無理やり笑顔を作る梨華。
俺はキュッと抱きしめて軽くキスをした。

「それじゃ仲直りのしるしに、今日一緒にお買い物いってくれる?」
「いいよ。行こ。」
、、、好きだよ。