001

飯田との生活。 投稿日: 2001/02/19(月) 00:41

今日もうなされて目が覚めた。
横を見ると彼女が僕を見つめている。
僕は彼女の寝顔を一度も見たことがない。
夜中にふと目が覚めた瞬間でさえ、彼女は僕を見つめている。
彼女はちゃんと寝ていると言うのだが・・・・・・

今日も朝食はレトルトだった。
彼女は椅子に座って、ただ僕を見つめている。
僕は彼女がなにかを口にしているところを見たことがない。
何度か食事に誘ったこともあるのだが、どうしても断られる。
彼女はちゃんと食べていると言うのだが・・・・・・

今日も仕事中に視線を感じた。
どうも彼女に見つめられている感じがする。
僕は彼女が昼間なにをしているのか知らない。
何度か彼女に聞いたこともあるが、彼女は教えてくれない。
そしてあの瞳で見つめられると
僕もそれ以上聞くことはできない。

今日も玄関前に彼女がいた。
僕が帰るといつもそこにいる。
僕が7時に帰ろうが、12時に帰ろうが、
いつもそこにいる。
一体何時から待っているのだろうか・・・・・・

今日の夕食も当然レトルトだった。
彼女は椅子に座って、ただ僕を見つめている。
こんな生活が始まってもうすぐ1年になる。
異常だ、と思ってはいるのになぜか抜け出すことが出来ない。
そして疲れ果てた僕は今日も眠る。
彼女の視線を感じながら・・・・・・

世にも不思議な飯田との生活・完

002

安部との生活。 投稿日: 2001/02/19(月) 01:27

(先に上のを読まないと意味不明)

今日もうなされて目が覚めた。
横を見ると彼女が芋を食べている。
僕は彼女の寝顔を一度も見たことがない。
夜中にふと目が覚めた瞬間でさえ、彼女は芋を食べている。
彼女はちゃんと寝ていると言うのだが・・・・・・

今日も朝食はステーキだった。
彼女は椅子に座って、ただ肉を食べている。
僕は彼女がなにかを口にしているところしか見たことがない。
しつこく食事に誘われるのだが、僕の財布はそんなに余裕はない。
彼女は普通の量だと言うのだが・・・・・・

今日も仕事中に飯のにおいを感じた。
どうも彼女が飯を食べている気がする。
僕は彼女が昼間なにを食べているのか知らない。
聞きたくもない。

今日も玄関前でサンマを焼く彼女がいた。
僕が帰るといつもそこで焼いている。
僕が7時に帰ろうが、12時に帰ろうが、
いつもそこで焼いている。
ギャグのつもりだろうか。

今日の夕食はマグロだった。
彼女は椅子に座って、ただマグロを食べている。
こんな生活が始まってもうすぐ1年になる。
異常だ、と思ってはいるが言ったら殺されそうだ。
そして疲れ果てた僕は今日も眠る。
芋のにおいを感じながら・・・・・・

世にも不思議な安部との生活・完

003

名無し娘。 投稿日: 2001/02/19(月) 03:28

石川梨華と過ごす日曜の朝

「・・・6時か」
いつものクセで日曜だというのに朝早く起きてしまった。

・・・・・・

俺の隣では梨華がまだ寝てる。
「可愛い寝顔しちゃって」俺は呟いた。
毎朝、この可愛い寝顔を見るだけで、昨日の疲れが飛んでいってしまう。

「・・・俺の女神様、毎朝ありがとう」
そういって梨華にキスをした俺は、ベッドから出て朝の支度に向かったのだった。

004

名無し娘。 投稿日: 2001/02/19(月) 03:44

石川梨華と過ごす午後

今日は読書中・・・
「ふぁ〜ぁ・・・こんなあったかいと眠くなっちゃうね〜」
「そうだね」

・・・・・・
・・・・・・・・・・・・

「すーっ、すーっ」
ふと顔を上げると彼女は眠ってしまっていた。
「やれやれ、仕方ないなぁ」
そんな事を呟きながら俺は体が冷えないように彼女に布団をかけてあげた。

・・・・・・
・・・・・・・・・・・・

「・・・・・・」
どうやら俺も寝てしまったらしい・・・しかしやけに気持ちが良い・・・
「!?」・・・この柔らかくて温かい感触・・・ふともも?
そう、俺はいつのまにか梨華に膝枕されていたのだった。

顔を上に向けると幸せそうな彼女彼女の顔が目に入る

005

ちんみ 投稿日: 2001/02/19(月) 04:21

矢口と一緒の生活…。

毎晩中澤が様子を見に来る。そして酒を呑んで朝に帰る。
朝からは辻と加護が冷やかしに来る。夕方に帰る。
夕方からは安倍が一緒に御飯を食べようと誘ってくる。断れず一緒に御飯を食べる。
帰宅後、中澤が来る。
…こんな生活。

矢口は
「いつもゴメンね…」
と暗い表情で俺に言う。
「何言ってんだよ、明るい顔じゃないと真里らしくないぞ!」
「…そうかな…。…そうだよね!矢口は笑ってないとね〜!キャハハハ!」
「そうだろ!ハハハ!」

…俺にはふたりでいる時間が無い事より真里の笑顔が無くなってしまう事の方が嫌だった。

「たまには中澤さんにビシッと言ってやるか!」
「可哀相だけど…しょうがないよね!裕ちゃんも彼氏探さないとね!」
「聞こえたで〜…」
…中澤さん…。
「ま、アタシも調子乗ってたトコあるしな。他のメンバーにも気ぃ使うように言うとくわ。ほなな〜」
そういうと背中を丸めて帰ってしまった。
「…ちょっと可哀相だったか…?」
「いいの!裕ちゃんなら大丈夫だって!…それより…ね」
「ん?…ああ」

真里と俺の長い生活、そして長い夜は今始まったばかりだ。

006

乱入機関車@新婚初夜 投稿日: 2001/02/19(月) 05:22

シーツの中で、手をつなぐ。

狂おしいほどの愛おしさを噛み締めながら、俺はカオリの大きな瞳を見つめる。
ルーム・ライトが二人の影を映し出す。

カオリがそっと、瞳を閉じる。

もう何度もしているキスのはずなのに、
まるで初めての時のように身体が高ぶる。
そして、少し強めにカオリの事を抱きしめる。

甘い時間。

「ずっとこうしてて…」

カオリはそう呟いて、また瞳を閉じた。

007

名無し娘。 投稿日: 2001/02/19(月) 10:12

ショート・ショート飯田編☆狂った歯車・・・

仕事から帰り玄関の鍵を開けようとすると何やらへんな匂いがする。
「ん?」
俺は不思議に思いながら家の中に入るとなにやら寝室の方で音がする
恐る恐る寝室の扉を開けると大量の煙とお香の匂いが鼻を付いた。
うっすら見える煙の向こうでカオリが微かに聞き取れるほどの声で
何か意味不明な言葉をブツブツと発している。俺は唖然として声も出ない
「ドエアあーー!!」
突然の奇声に俺は我に返った。自分の中で何かが音を立てて崩れていく気がした・・・

・・・そっと扉を閉じる・・・

俺は一人、虚ろな瞳で公園のベンチに座っていた。楽しかったカオリとの日々を思いながら・・・

008

名無し娘。 投稿日: 2001/02/19(月) 11:25

平家みちよと暮らす。

2DKのこぢんまりとした部屋。みちよは給料を貰う身なのでそれなりの暮らしはできるが
さすがに養ってはもらえないので、俺は昼間に運送会社でバイトしている。
みちよは週に何回かのラジオのレギュラーの他、
時折ラジオのゲストやインストアイベントの仕事が入り、出かけていく。
俺のつくった美味いとは言えない(でもみちよよりはマシ)な夕食を食べながら
仕事の話をうれしそうにするのを聞くと
こいつと暮らしてよかったと思う。

…さて、みちよは寝ついたようだ。
俺はビデオテープをデッキに入れ、イヤホンをつける。
夜のほうも仲良くやってはいるが、
時々はこういうものも見たくなるのは男のサガというものだ。
…ガタッ
後ろのドアが開く。俺は慌てて停止ボタンを押した。
「ちょっと〜、何見てんのよ。なんかイヤらしいビデオでも見てたんやろ〜」
「いや、そんなんじゃないって…、さ、寝ようぜ」
「まあ、いいって。男の子やもんな。なあ、どんなの見てたん? いっしょに見よっか?」
「ダメだって…寝ようよ…」
「ええからええから」
みちよはテレビからイヤホンを外すと、俺の手からリモコンを奪い取り、再生ボタンを押した

「どうも〜、チャーミー石川で〜す」

「………」
「………」

009

乱入機関車。 投稿日: 2001/02/20(火) 00:12

「今、駅ついたよ」

高校の時の同窓会に出てたケイからの電話。
俺は自転車を飛ばして、駅まで向かう。
街灯の灯りだけが、ぼんやりと浮かび上がる夜の街。
肌寒さが自転車を漕ぐ俺の身体にまとわりついてくる。

すっかり静まり返っている夜の駅。ケイは俺の姿を見つけると、
軽く手を振り、近づいてきた。

「ヘヘヘ…ちょっとね…酔ってるんだぁ…」

ケイはトロリとした瞳で俺を見つめて、そして笑った。
ハンドバッグをカゴに入れ、ケイは荷台にちょこんと座る。
俺は、自分の着ていたフリースをケイの身体にかける。

「行くぞー」

俺はゆっくりと自転車を漕ぎ出す。
フリースを脱いだせいだろうか。来た時よりも肌寒さが増している。

「寒くないー?」
「少しな」
「こうしてれば大丈夫かな」

ケイが俺の背中にちょこんと頭をつける。
大して寒さは変らない。
けれど、ケイのあたたかな温もりは、はっきりと伝わってくる。

「今日、楽しかったのか?」
「うん…」
「そっか…よかったな」

なんか解らないけど、すごい幸せな気分になった。

010

名無し娘。 投稿日: 2001/02/20(火) 01:26

PART 1)>>286 名前借りますね。

「ラーメン保田亭の毎日」

カラン・・・。店の戸が鳴った。お客さんだ。
「いらっしゃいませー」圭が明るい声で客を迎える。
俺は新聞をたたんでエプロンの結び目を直した。
「ご注文は?」圭が水を出しながら注文をうかがう。
静かに客が顔をあげる。とたんに圭の顔色が変わり始めた。
圭の様子が変わったのを感じた俺は急いで側に寄って行った。
「どうした!?」
「あ、アンタ・・・この人・・・。」
俺は圭が指差した客の顔を見て驚いた。
それはあのモー娘のリーダー中澤裕子だった。
だがその身なりはあまり良いとは言えなかった。噂では聞いていたが
解散後あまりいい仕事がもらえなかったらしく、今ではすっかり三流の
タレントになってしまったらしい。
彼女はタンタン麺を頼むとうつむいたまま黙っていた。
俺はその時圭を芸能界から引退させて良かったと思った。
鍋からは静かに湯気が出ている。

011

乱入機関車。 投稿日: 2001/02/20(火) 02:04

「ねぇ…」

二人、布団にくるまったままの日曜。
腕の中のマリが上目遣いに俺を見る。

「もういっかい…しよ…」
「…ばーか…」

俺はマリの鼻の頭を人差し指でツンと突つく。
悪戯っぽく笑って、マリが唇を重ねてくる。
俺はマリの小さなカラダを、ぎゅっと抱きしめた。

なにげない、昼下がりだ。

012

名無し娘。 投稿日: 2001/02/20(火) 02:29

夜、一回終わった後何気なく
おれ「・・・あのさぁ ダブルベッドに買い替えないか?狭いじゃん」
石川「やだ。・・・・狭い方がいいじゃない。・・・眠ってる時もそばに
いれるから・・・」
おれ「・・・そ、そっか、そうだよな」
石川「・・・うん」
   そして、第2ラウンドがはじまる・・・。

013

名無し娘。 投稿日: 2001/02/20(火) 04:09

ショート・ショート飯田編☆壊れたお人形・・・

仕事から帰り玄関の鍵を開けようとすると何やら楽しげに笑う声がする。
「ん?」
俺は妻、カオリの旧友が遊びにきたのか、そう思いながら玄関の鍵を開けた。
家の中に入り、リビングの扉に手を掛けようとした時、男の声らしきものが聞こえてきた。
俺は一瞬ビクッと、なり扉に掛けた手を止めて耳を近ずけた。
会話の内容はよく聞き取れないが時折大きな声で楽しげに笑っている。
(まさか、カオリが浮気!?・・・)
俺は不安と戸惑いの中、恐る恐る扉を少し開けてみた。
半開きの扉の向こうに居るのは楽しげに話すカオリ一人だけ・・・
(!?)
じゃあ、さっきの男の声はいったい誰なんだ?
すると突然カオリの声が不気味な男の声に変わった。俺は唖然として声も出ない。
不気味なその声は意味不明な言葉を発しつづけ、時折狂った様に笑っている。
カオリは虚ろな瞳で一点を見つめている、まるで何かに取り付かれた様に・・・
「ぐごおおおーー!!」
突然の奇声に俺は我に返った。自分の中で何かが音を立てて崩れていく気がした・・・

・・・そっと扉を閉じる・・・

俺は一人、虚ろな瞳で街をさまよった。幸せだったカオリとの日々を思いながら・・・

014

名無し娘。 投稿日: 2001/02/20(火) 04:39

俺と圭と・・・

寂れた路地裏の片隅に建つ古びた安アパート
俺はその安アパートの2階にある一番奥の壊れかけた扉を開ける。
「あっお帰りなさい。」
そういって妻の圭はいつもの笑顔で俺を迎えてくれた。
「外、凄く寒かったでしょ?」
そう言いながら圭は俺のボロボロの上着を脱がしてくれた。
「・・・仕事クビになっちまった・・・」
勤めていた工場の経営は厳しく、使えない俺は真っ先にクビになった。
俺は体の寒さより心の寒さをひしひしと感じていた。

かつてモーニング娘で人気アイドルだった妻、圭・・・

俺と結婚したばかりに惨めな生活を送らせる破目になるとは・・・

「・・・圭、ごめんな、俺が情けないばっかりにお前に苦労かけて・・・」

圭は俺の顔をじっとみつめて微笑んだ・・・

「お金も服も何にも要らない、私はあなたの傍に居られるだけでいいの。」

俺は溢れる涙と愛おしさを押さえる事が出来なかった、・・・圭・・・
みっともなくすすり泣く俺を圭は優しく抱きしめてくれた。

俺は圭を強く抱き返しながら、心の中で何度もありがとうを呟いた。

015

名無し娘。 投稿日: 2001/02/22(木) 07:34

真希は本当にだらしがない。
掃除もまともにやらないし、料理も満足にできない。
おまけに朝寝坊。案の定、今日も俺が朝食を作っている。

「ふぁ〜、よく寝た〜。あ〜、いつもゴメンね。」
いつものように真希は俺より遅く起きて、いつもの台詞。
「あ、なんかいいにおいだね〜。今日の朝ごはんはな〜に〜?」
「うん、今日はね…」
と言いかけた俺の後ろに真希がひっつく。
腕を俺の腰に回し、背伸びをしながら俺の肩ごしにフライパンを覗く。
「わぁ〜っ、おいしそうな目玉焼き。お腹すいたよぉ〜っ。」
真希は甘えた声でじゃれついてくる。

背中ごしに伝わる二つの柔らかい感触、髪から香る甘いにおいが俺を包み込む。
昨晩あれほど激しく愛し合ったのに、またもや愚息が目を覚ます。
(ああ、もう駄目だ。我慢できない!)
振り返って真希を抱きしめようとしたが、あっさりかわされてしまった。

「うふふ、おあずけだよっ!それにもう時間ないし〜。」
真希は無邪気に笑い、小犬のような瞳で俺を見つめている。

そうやって真希は俺のココロにまた鎖を巻いていく。
もう俺からは真希とは離れられそうにない…。

016

中澤とすごす毎日 投稿日: 2001/02/23(金) 00:25

今日も家へ帰るのが怖い。あいつが待っている。
そう考えてるうちに家に着いてしまった。覚悟を決めてドアを空ける。
「ただいまぁ・・・・・。」小さい声しか出ない。
「アナタぁ〜お帰り〜!!」明るい声を出し彼女がは飛んできた。
俺の妻は元モー娘のリーダー中澤裕子だ。
着替えを済まし、食卓につく。ものすごい量の晩飯だ。
鰻の蒲焼、焼肉各種、刺身各種、とろろ、納豆、生卵、その他いろいろ。
焼肉なんて摩り下ろしたニンニクを山ほどかけてある。
「はいアナタ、食べさせてあげる!!」
彼女がたっぷりととろろを乗せたマグロを、俺の口に無理やり入れた。
魂胆は解かっている・・。夜が来るのが怖い・・・。

017

名無し娘。 投稿日: 2001/02/23(金) 07:44

カテキョの長編のため、こちら

018

名無し娘。 投稿日: 2001/02/24(土) 02:44

楽しい夕食

「ご飯出来たべ〜」
僕を呼ぶなっちの声
「ほ〜い」
「おっ美味そうだな〜」
「でしょ〜」
「じゃいっただきまーす」
ぱくぱくむしゃむしゃ
「美味い美味い!!」
豪華な手料理と可愛いなっち
なんて僕は幸せなんだ。
「あら〜ほっぺにご飯粒付いてるべ〜、どれどれ」
シュン!ガブッ!!
「ぎゃーー!!」
頬の肉が一瞬にして食いちぎられる
全身を走る激痛と恐怖に震える僕
なっちは今食いちぎった頬の肉を
口の中でもぐもぐさせている。
腰が抜けた僕はその場にヘタリこみ後ずさりする
そんな僕を見てなっちは口の周りに付いた
鮮血を拭おうともせずこう言った。

「ほらほらちゃんと食べてもっと美味しいお肉に育つべさ〜」

僕はそんな声を遠くに聞きながらやがて意識を失った・・・

019

ちんみ 投稿日: 2001/02/24(土) 07:08

後藤との生活・・・。

朝。
「んん…もうこんな時間か…起きろ…真希…」
…よく寝てやがる…。
「起きろよ、遅刻するぞ」
「んんんんん……」
「起きたか…」
「……」
「って寝てるのか…可愛いなあ、真希」
「……」

しょうがない、今日のデートは諦めるか…。
そのかわり…。
寝ている真希にそっと唇を重ねる。

「…良く寝てるな…」
「起きてるよーん!」
「うわっ!」
「人が寝てる間に襲うなんて変態ー!」
「変態って…オイ…」
「…変態ついでに…ね、いいでしょ?」
「…朝からかよ…まあいいか…」

俺と真希の朝はこうして始まる・・・。

020

名無し娘。 投稿日: 2001/02/25(日) 02:47

梨華が俺の部屋に転がりこんでから1週間が過ぎようとしている。
あの夜泣きながら訪ねてきた梨華、詳しい話はまだ聞いていない・・・

初めの2日は、俺は近くの友人のところに泊めてもらってたが、さすが
にまずいなと思っていたところ、梨華が「気にしない」というので、俺
もこの部屋で寝ている(俺の部屋なんだけどね)

梨華はベッドに寝させて俺はコタツで。ここ1週間寝付きが悪い。やっ
ぱり気になるしね。
梨華、俺の紺のスエット上下を寝巻きにするのも慣れたみたい。

さっきまで寝息を立てていたのに止んだと思ったら、梨華の声、

「そこだと寒いでしょ。こっちに来ても・・・いいよ・・・」

「手 重くない?」
「ん、大丈夫だよ。それより・・・何があったの?」
「・・・」
「あ、別に今じゃなくていいよ。りかっちが話したくなったらでさ 」

しばらく沈黙する梨華。
こうして身体を近づけてみると、思ったより華奢なんだな・・・

突然梨華が身体を起こし俺の顔を覗きこむ。間近で見る寂しげな瞳。
「ねえ、いいよ 私・・・」
「え? 何が」
「迷惑かけちゃってるし・・・私も・・・」

俺の口を梨華の薄い唇が塞ぐ。しばらくお互いの唇を求めあった後、俺は
梨華の唇からその華奢な顎へ、そして首筋へと唇を這わせる。微かに喘ぐ
梨華、俺と同じシャンプーの香りがする。

夢中で梨華の身体を抱きしめる俺。本当に細いな、壊れてしまいそう・・・
抱き合うと感じるスエット越しの梨華の胸の感触。下着つけてないんだな。
首筋を愛撫しながら、つい右手は胸を揉みしだいてしまう。柔らかいんだなあ
梨華の吐息が激しくなる。

「待ってて・・・」
身体を起こし、スエットを脱ごうとする梨華。綺麗なんだけど悲しみを湛えた瞳・・・
俺はふと我に返る。

「ちょっと待って!」
「・・・?」
「いや、俺もすごく・・・なんだけどさ。りかっちはそれでいいの?」

梨華は今俺の腕枕で寝息を立てている。可愛い寝顔、少し微笑んでるようにも
見える。いろいろ話した末、明日にでも詳しいことを話してくれるということ
になった。泊まるのも今夜が最後になるだろう。

結局俺は梨華と結ばれることはなかった。

「・・・だからさ。今りかっちが抱えてること、それが解決してからにしよう。
今のりかっちに俺は触れちゃだめだと思うな」(さっき胸揉んじゃったけどね)
「ありがとう・・・少し安心した。やっぱりやさしいんだね」
「そんなことないよ。俺もりかっちのこと好きだからさ」
ニコっと笑って俺の胸元に顔を埋めた梨華。

「・・・でも、それとは別にしても私その気になってたのになっ!」
「え?」
そんな言葉を言った後、張り詰めていた気が切れたのかそのまま眠りに入って
いった。俺はしばらく眠れそうにもない。

・・・ああ、なんて馬鹿なんだ!!

021

前半 投稿日: 2001/02/25(日) 06:35

ひとみは突然、理解不能な事をやりだす時がある。
今日だって、急に俺の家で飯を作ってあげるとか言い出した。
恋人でもないし、ましてや誕生日でもない。全く持って普通の日にだ。
ひとみの事は前から好きだったから、ラッキーと言えばラッキーだが・・・・
「ベットふかふかだ〜、へへへ、早くご飯作ってよ、おなかすいちゃったよ〜」
なんでだよ。マア、なんとなく予想はしていたものの、結局俺が作るのね・・・
「君って男なのに部屋きれいだよね〜。けど、エッチな本とか隠してんでしょ〜」
そう言ってひとみは見事に隠し場所を探ろうとした。
「うわっ!やめろよ、なんもねーよ!」
「あ、あやし〜」
「マジで勘弁して!」
半分本気で、半分冗談で少しの間じゃれあっていた。
結果ベットの方に突き飛ばされてしまったのは、情けない事に自分だった。
「おまえ・・・女のくせに結構力あるな。」
「へへへ、まあね〜。けどそんなに必死で嫌がること無いじゃん。
 分った、分った。もう何もしないから、早くご飯作ってね。もう、お腹ペコペコだよ〜」
そう言いながら、ひとみは笑いながら俺の頭をポンポンと叩いた。

まったく、第一なんで1人で俺の家に来てんだよ。部屋に来たらすぐベットに寝転ぶし・・・
俺は、文句とも喜びとも取れぬこの感情を整理している内に料理ができた。
「よし、できたぞー」
テーブルを出しながら、自分の対面にひとみが座れるようにクッションを出した。
「なんで?隣で食べようよ。」
はっきり言って隣で食べるのは狭いので嫌だったが、断る理由も上手く言えないので隣で食べることにした。
いや、正直言って隣で食べれるのは凄く嬉しかった。けど、こんな気持ち表情に出せるはずが無い。
「おいし〜!!料理上手ジャン!ほんとにおいしいよ〜!!」
ひとみと喋っていて嫌なことがひとつある。それは、至近距離で話してくることだ。
しかもあの大きな目で、こっちの目を見ながら話してくる。しかも、スキンシップもしてくる。
やめてくれ、そのいたずらな笑顔でそれ以上見つめられると・・・
微笑みそうになるのを必死でこらえていた。その時だった、俺は今でもはっきりと覚えている。
「あ、ごはんついてるよ〜」
「え、どこどこ?」
「ちがうよ、ここだよ」
そういって、ひとみは俺のほっぺたに着いていたご飯を取った、
そして、口に運ぼうとした瞬間目が合い、我に返ったように皿のふちに置いた。
お互いの顔が少し赤くなった。 だめだ、俺もう笑いそうだよ・・・・

022

S.A.S 投稿日: 2001/02/25(日) 23:51

S.A.Sの長編のため、こちら

023

名無し娘。 投稿日: 2001/02/26(月) 02:40

今日は日曜日。しかし、外はどしゃ降りの雨。
俺と圭織は、一昨日借りてきた「バトルランナー」を観ていた。
ふと見ると、圭織は眠ってしまっていた。
(ああ、やっぱり圭織はアクション映画なんか興味なかったみたいだな…)
このままでは風邪をひいてしまうので、圭織をベッドまで運ぶことにした。
俺はちょうど、『お姫様だっこ』のようなかんじで圭織を持ち上げた。
すると、圭織はびっくりしたような顔をして目を覚ました。

「あ、アタシ寝ちゃったんだ…、ゴメンね、重いでしょ?
ひとりでベッドまで行くさ…」
「いいんだよ、圭織、俺が連れてってやるから」
「う、うん、ありがとう、うれしい…、あのね、アタシ
こうやってだっこされるのホントに大好きなの…」

そう言うと、圭織は俺の首に手を回し、また瞳を閉じた。
俺はそんな圭織をたまらなくいとおしく感じて、思わず口づけした。

「しばらくこうしてて……」
圭織は目を閉じたまま、呟いた。

どのくらいの時間だっただろう、俺は圭織を抱き続けた。
テレビのモニターには、すでにエンドロールが流れていた。

024

ぺったんこ 投稿日: 2001/02/26(月) 16:17

さっきまで重かった左腕がふっと軽くなって、目が醒めた。
ベッドの下でユウコがスリムのジーンズを窮屈そうに穿いている。

「もう仕事か…」
「…うん。今日はレコーディングや」
「そっか…」

服を着て、軽く髪の毛を梳かし、ユウコがベッドに乗りかかる。

「今日は早く帰ってくるから」
「ああ」

ユウコの薄い唇が、少し尖がる。
まるで子供どうしのようなキス。

「んじゃ、行って来るね」
「うん」

ベッドから降り、帽子を目深に被ったユウコがゆっくりと部屋を出ていった。


秘め事ってのも、悪くない。

025

名無し娘。 投稿日: 2001/02/28(水) 00:55

〜梨華との甘い生活〜

俺「な〜梨華〜いいだろ〜」
いつもの様におねだりしてみる。
「も〜だめ〜明日早いんだから〜」
「我慢出来ないよ〜」
「仕方ないわね〜じゃ手でシテアゲル」
ゴソゴソ
「うぅ・・・梨華・・」
「どう?気持ちいい?」
「凄く気持ちいい・・・」
そう言いながら梨華の胸を優しく揉んでやる
「あぅぅ・・・だめ・・」
甘い声で吐息を漏らす梨華・・・
「梨華、梨華・・・」
「あん!・じっとしてて・・お願・い・・・」
そして俺の手は徐々に下の方に伸びていく
「んふ!はあぁ・・!!」
俺の指は梨華の柔らかい部分に触れる
「う・・く!・・・」
押し寄せる快感に必死に耐える梨華
「も・うだ・め・・・」
そんな梨華をよそに俺は手の動きを止めさっと布団に潜る
「さっもう寝よーか」
「え〜」
「だって明日早いんだろ?」
わざと聞いてみる
「もう・いじわる・・・」
今度は梨華がおねだりする番だ。
「じゃあどうして欲しいの?」
俺はいつものセリフを言う。
「お・おね・・・」
「え?聞こえないよ?」
「・・・お願い・・・」
とろんとした瞳で俺に抱き付く梨華
「愛してるよ梨華」
(やっぱり今日も俺のペースだな・・・)
俺はそんな事を思いながら梨華を優しく抱きしめる。

2人の夜はまだ始まったばかりだ・・・

026

今田耕二 投稿日: 2001/03/01(木) 03:19

今田耕二の長編のため、こちら

027

ロッテ野郎 投稿日: 2001/03/03(土) 01:29

薄暗い部屋、裸電球の周りで蛾がはためいている。
上は鉄橋で電車が通るたびガタガタと部屋が揺れる・・・
貧乏な俺と付き合ってくれて二年になる女、名前は石川梨華。

閉店寸前のパン屋に駆け込み、余りのパンの耳や少量の野菜
を貰って来ていろいろと工夫して俺に食わしてくれる・・・。
すまない、梨華、俺がこんな駄目な人間のせいで、、、
他の男を作れと自分で言った事もある、だがくっ付いて離れない。
怒鳴ると泣き出す始末・・・あぁ、神よ、罪深き私をお許し
ください、この女に祈りをーーー・・・・

「ねえ、私の好きなつくねにしていい?ねえねえ!」
俺の腕をつかみながら満点の笑顔で喋りかけてくる。
俺は無言でうなずく、心の中では、
「あぁ、いいよ。お前が好きな物ならできる範囲で
好きなだけ買ってやりたい、これが俺ができる罪滅ぼし・・・」
美味しそうにほおばる姿を見て俺は久しぶりに泣いた。

三日に一回銭湯の日と決めている。年頃の女の子でそれは耐えられ
ない事なのに、梨華は我慢している。きっと辛いんであろう事は
わかりきっている事だ。
そして銭湯の日になると張り切って、
「早くいこーよー!ねー!」
とまたもや俺の腕をつかんで強引に行こうとする、無理はない。
外は寒いから、一枚だけのマフラーを一緒に肩にかけて行く。
「寒いなー」
とつぐやくと、
「寒いけど貴彦さんの心はあったかーい、へへ」
と、もうこれ以上近づけないのに体を寄せてくる・・・。
暗い向こうに明かりが見える、遠いようで近い銭湯。
もっと遠かったらいいのに。

「ふー、気持ち良かった」
まだ湿っている髪をゴシゴシ拭きながら女風呂から出てくる。
「ほんじゃ、帰ろっか?」
「あっ、忘れちゃヤダよ!フルーツ牛乳フルーツ牛乳ぅ〜」
忘れてた。銭湯をあがった後はいつもフルーツ牛乳を飲んでいた。
俺はボロボロの財布から60円を出して手渡す。
「え?貴彦さんは?」
「俺はいいよ」
「ん・・・・そう・・・」
と、ちょっとためらいながら、急ぎ足で中に入って行く。

「くしゅっ」
湯冷めしたなとすぐに気がついた。ドジな奴・・・。
「風邪ひいちゃった、へへ」
人差し指で鼻水をすする梨華、
「汚いだろ、ほら」
駅前で貰ってきたポケットティッシュを手渡す。
「今日はもう寝ろ・・・」
綿がない布団の中でスヤスヤと眠る梨華。
気づいたら俺も眠っていた。

梨華は本格的に風邪をひいてしまった。
おかゆが食べたいと言ったので、作ってやった。
「あ・・・梅干し入りがいいな・・」
梨華がこういう事を言うのは初めてだ。まぁ、この時ぐらい
は好きな物を食べさせてやろう・・・・。
スプーンで少しとって、熱いだろうからふーふーと、冷まして
口にもっていかせる。
「どうだ?美味しいか・・?」
「うん、美味しい」
もっと食べさせてやりたいが、米が無い。
だが梨華はもうこれで充分だと言っている。わかってる、
もっと食べたいって事は・・・。

028

なかだしまりっぺ 投稿日: 2001/03/03(土) 02:41

「ベッド行こ?」
真里からと誘ってきた。
オレは真里の服を半分くらい脱がして やさしく愛撫すると、
「ア、ああ…」とメチャクチャ可愛い声であえぎ出した。
パンティーの上からでも分かるくらい濡れてて、
「入れていい?ゴムないんだけど…」と言うと
「そっかぁ…。でもこのままじゃ・・・」
「じゃぁ・・・口で・・してくれる?」
真里は驚いたようだったが、悪戯っぽい目でオレを見上げ、
すでにいきりたっているオレをあたたかい口にふくんでくれた。
オレは、快感で頭のてっぺんもアレも破裂しそうだった。
我慢できなくなって「口に出していい?」と聞くと、
「うん」 真里は嬉しそうにうなずいてくれた。
真里の口の中へ、オレの分身が流れ込んだ。

029

ロッテ野郎 投稿日: 2001/03/03(土) 23:52

「うるせえ!このっ!」
戦争が終わって、父さんが軍隊から帰ってきて
から人柄が変わってしまった。戦場へ行く前にはとても
暴力なんて振るう人じゃなかったのに。

「いた・・い!あなた、もうやめて、子供の前・・」
バチッ、と母さんの頬が叩かれる。もう何回も見た。
妹は部屋の隅で脅えている。長男の僕は何もしようがない・・・
ただただ妹を抱きしめてその地獄のような光景を見詰めているだけ。
母さんの名前は梨華、石川梨華

「ねえ、父さんはなんでお酒を飲んで母さんをぶつの?」
母さんは少し間を置いてから、
「お父ちゃんはね、お酒を好きで飲んでいるんじゃないんだよ。
あまりに良い人だから、ああいう事をするんです」
僕にはさっぱりわからなかった。隣で本を読んでいた妹(10)が、
「いいひとは、お酒をのむの?」
母さんは何も言わなかった。きっと返す言葉がなかったのだろう。
父さんが帰ってくるのが怖い

母さんだけでなく、妹にも暴力を振るうようになった。
僕に振るわなかったのは、多分中学生になって力がついてきた
から手出しをしなかったのだろう。
妹はお腹ばかり殴られ、血ヘドを吐いていた。僕は恐怖に
脅えやはり部屋の隅で見ているしかなかった。言っていなかったが、
妹の名前は、希美。母さんが希美の上にかぶさっていた事もある。
狂いそうになるこの現実をどう受け止めていいのですか?
助けてください、神様。もう、僕にできる事はありません。。。

事が終わって、妹に近づく、
「希美、大丈夫か・・・?」
何も言わない、ただ、口から血を垂らして失神している。
父さんは何もなかったのかのようにのんきな顔して寝ている。
(憎い)(殺してやる)
初めてこの感情、憎悪を抱いた。なんと恐ろしい自分でも寒気がする
父さんじゃあるまいし・・・母さんのほうを向いた、
小声ですすり泣いている。僕達に涙を見せたくないのか、後ろを
向いていた。もう、我慢できない、父さんを「殺して」やろう。
それですべてが終わる。何もかもが終わるんだ。梨華母さんも
希美もぶたれなくて、いや、殺されずに済む。

「はぁ・・・はぁ・・・・」
壁や床に飛び散った血を必死に拭く僕と希美、そして梨華母さん。
これでよかったんだ、これで、と自分に話し掛ける。
全てが終わった。もう暴力を振るう奴はいない。
床には(憎い)父さんが横たわっている。いい気味、
母さん達を虐めてたバチが当ったんだ!と心の中でつぶやいた。
死体は焼却炉に入れて骨が粉になるまで焼いた。希美も満足そうな
顔をしている。母さんは無表情だ、随分小さく見えた。

030

ロッテ野郎 投稿日: 2001/03/04(日) 01:13

「ほらっ!起きろ!」
いつものように姉ちゃんに起こされる。うるさい・・・。
両親は二年前に交通事故で死別、引き取り先が無いから、
どうしようと思ってた矢先、姉ちゃんが芸能界デビュー。
しかも今輝くモーニング娘。の一人、矢口真里。
んで、俺は矢口圭介、14歳。俺と姉ちゃんは全然似てなくて、
よくカップルと間違われる。ふざけるなって・・・。うるさいし、
小さいし、、、まぁそんな感じ

「今日買い物行くって言っただろ〜」
忘れてた。。。仕方ないと、渋々起き上がる。
もう11時、昨日遅くまで一緒にゲームやってたのに、
買い物がある日だけは早く起きるねーちゃん・・・かわいくねぇ。
支度が終わり、
「んじゃ行こうか」
いつもの渋谷109へ行く。いったい何が良いんだか。
服を飽きずに買ってる女って、ホントわからん。たまに、
「これどう?ねえねえ」
なんだかなー、似合わない。言ったら殺されるから、
「似合う似合う」
と、誉めておく。周りの視線が痛い・・・カップルじゃないっ
ちゅーねん!
ガサガサと袋を持つ係は俺。俺をこのために連れて来てるんだよな
・・・。

「あー、疲れた!」
家に帰り、ドサッと買ってきた服を置く。
「ねぇ、ピザでもとろうか」
あぁ、食べたかった所だ!さすが兄弟、こういう所はありがたい。

「そんでさぁ・・・あんた彼女とかいんの?」
「(パク)・・・・・いない(ボソッ」
「きゃはははは!だよね?だよね〜!きゃはは!」
なんだよ、自分から言っておいて、チェッ。
「だいたい姉ちゃんも彼氏いんのかよ!いないんだろ?あ〜?(笑」
「うるさいなぁ、いるよ、バ〜カ、私はモテモテだかんね」
ぷっ、嘘ついてら・・・強がりなとこは俺とおんなじ、か

「もう寝る」
今日はもう疲れた。連休で明日も休みだから、いっぱい寝よ。
「えっ、もう寝るの?もっと食べない?」
「いらねー」
(今日は風呂いっか)
歯磨きして、布団に入るとすぐ寝た。

「・・・う、う〜・・・ん」
なんだか、変な夢にうなされて起きてしまった。
時計を見る、夜中の3時。
「うげ、変な時間に起きちまったぜ・・。」
二度寝しようと思ったけど、なんかおかしい。
隣に誰かいる。
「は?姉ちゃん・・・?なんでここに、、」
俺は寝ぼけてるのかと思ったけど、やっぱ姉ちゃん。
悲しい顔して、涙を流している。よく見ると目ぇ開けて起きてる。
「・・・・ねえ」
「は、はいっ!?」
思わず敬語のような声を出してしまう。
「私ってそんなに魅力ない・・・?」

姉ちゃんが泣いてるから、あまり酷い事は言わない事にした。
「そんな事ないよ・・・」
「それじゃあ、キスして」
何を言い出す事やら、、、心配して損した。
「はいはい、おやす・・・」
その時、いきなり姉ちゃんが俺の唇を奪った。
「・・・ん!・・やめ・・・!」
ダメだ、力が入らない。ヤバイ、ヤバすぎる。兄弟で
こう言う事をするのはーー・・・。
姉ちゃんが舌を入れてくる、俺は必死でこばもうとするが、
何故か力が入らない。
「ん・・・くちゅ・・」
姉ちゃんは唾液を絡ませてくる。なんだか、良いかもしれない。
気持ちわりぃと思ってた姉ちゃんがかわいく見える。。。
俺もその気になっちゃって、腕を姉ちゃんの腰にまわして
強く抱きしめる。
理性が壊れたかな・・・止まんない、、、、

くそ、俺のモノが勃ってきやがった、しかも姉ちゃん相手なのに。
ダメだ、姉ちゃんを好きになっちまった。
ブラを外そうとする、・・・ノーブラ。。Tシャツを脱がそう
として、今までずっと「結合」していた口を離すと、姉ちゃんの
口から大量の唾液が出てきた。気にしない。
Tシャツを脱がすと、俺の目に飛び込んできたのは、ふっくらとした
胸、暗くてよく見えないけど、明らかなピンクの乳首・・・。
転がって姉ちゃんを下にして、ズボンを脱がそうとするが、
手が震えてなかなか脱がせない。

すると姉ちゃんが、俺の手をとって、
「ここだよ・・・」
って言って、パチンとズボンのボタンをとり、チャックを下ろした。
布団の中ではもう、姉ちゃんは裸になっていた。下着は着てなかった
んだ・・・。俺はパンツを脱ぐ、早く、早く姉ちゃんが欲しい。
「まだダメぇ」
小悪魔のような姉ちゃんの一言一言を聞くだけで気が狂いそうになる
「おっぱい吸ってよぉ・・・」
俺はむさぼりついた。乳首を舌で転がし、もみしだく。
やわらかい姉ちゃんの味、母親にも似たふいんき。
「ふあっ・・・うっ・・!」

「そろそろ・・・いいだろ?もうダメだ・・」
コクッ、と、うなずいてくれた。ギンギンに勃ったチンコを
姉ちゃんのマンコに持って行く。ゴムなんていらない。
むしろ、姉ちゃんとの間に産まれた子が欲しいと本気で考えた。
濡れていたので、スムーズに挿れる事ができた。
「くは・・あ、姉・・・真里姉ちゃん・・・」
凄い、絡まってくる。姉ちゃんと一つになった事を考えると、
今にも射精しそうになったけど、耐えた。
「圭介・・・・凄い・・うご、、かして・・」
「ん、、、」

腰を動かすたびにいやらしい音が出る。
姉ちゃんも合わせて動かす。

「くっ・・好きだ、姉ちゃん・・・!」
「私・・はぁぅ・も・・なんか変な感じ・・・・」
「もうダメかも・・中に、くっ!・・出していい?はあっ、、、!」
「あんただったらいいかな・・・!私ももうダメ!あっ、あっ!」
「イッ・・ク!くあぁぅっ!」

姉ちゃんの中に、大量に出した。出してからしばらく
動けなかった。理性が戻ったのか・・・?引き抜くと、ドロッと
した白濁液が溢れてくる。俺と姉ちゃんが混ざってる・・
指ですくいあげて放心状態の姉ちゃんの口になすりつけた。
「へへ・・・美味しい」
舌をちょこっと出して舐める姿、かわいい、愛苦しい、
どうにもならないこの気持ち。どうすればいいのかわからない
姉ちゃんに対する偏愛・・・。

「姉ちゃん好きになっちゃったよ、もうどうにもならないよ」
と泣きそうな声で言う、
「私もあんた好きだから、気にしないの・・・ね」
おでこを人差し指でツンとやられる、このイケナイ関係は
長くなりそうだ。

031

ユ○キ 投稿日: 2001/03/04(日) 08:37

真希ちゃんがある日肩がこるというので、マッサージをしてあげました。
うつぶせにして肩を揉むうちにあろうことか、興奮してしまいました。
むっちりしたお尻、くびれた腰、かもしかの様な足、体はすっかり女でした。
私の心は、すっかり悪魔にとりつかれ、マッサージで真希ちゃんを感じ
させようと思いました。
まず、背中や、脇を逆撫でしたりました。
真希ちゃんは、くすぐたいからもうやめてといいました。
私は、強引につづけました。

撫で回すたびに、真希ちゃんの体は、びっくと反応し「くっ」と
声をもらします。
危険を感じたのか、怒った様に「もうやめて」と言いました。
僕は、かまわず、下半身への攻めに写りました
まずお尻を撫でまわしました。
真希ちゃんは、「ユウキ、何処さわっているのよ、スケベ」と
いいました。
真希ちゃんのお尻は、弾力といい形といいすばらしいものでした。
そして手をお尻のわれめにあてがい震わせる攻撃に移りました。

真希ちゃんは体をびっくとさせ「くっ」と
何かにたえる様な声をだしました。
それから、真希ちゃんの抵抗がはじまり、
さわられまいと手で防御しはじめました。
僕は、真希ちゃんの手を逃れて愛撫をつづけました。
真希ちゃんはわたしが、愛撫を加えるたび、
「いや」と声を漏らし、興奮しました。

僕は真希ちゃんの手首を縛り太股の内側を撫で回しました。
真希:「ユウキのばか」、「くっ」、「スケベ」
そのうち真希ちゃんの顔が赤らんできて抵抗が止みました。
僕が唇を求めるとすなおに唇をつきだしてきました。
僕は、これはチャンスだと心が踊り
かわいい姉の唇を吸いまくりました。
僕は意をけして、ミニスカートをまくりあげました。
真希ちゃん:「いや、やめて恥ずかしい」
私は、パンティの上からアソコを撫で回しました。

真希ちゃんは、そのたびに「いや、」、「恥ずかしい」
を繰り返し、僕もすっかり興奮し、真希ちゃんを裸にし、
自分も裸になり姉にむしゃぶりつきました。
真希ちゃん:「ユウキだめだよ〜う、もう堪忍して」
と首を降りました。
僕は、ピンク色した乳首の回りをなぞりはじめました。
真希ちゃん:「あっ」、「いや」
僕が「乳首がたっているぞ」というと、
真希ちゃん:「ユウキのばか、恥ずかしいよお」
僕は姉ちゃんの豊かな胸を堪能しまくりました。

そして、クリトリスの愛撫を始めると、
あそこが濡れ始めました。
僕は、墜に挿入を決意し姉ちゃんのあそこに
ペニスをあてがい一気に貫きました。
後は、夢中で腰をふり果ててしまいました。
ちなみに真希ちゃんも感じまくっていました。
こうして姉ちゃんは、僕のものになった。

032

名無し娘。 投稿日: 2001/03/04(日) 13:26

suzuka長編のため、こちら

033

名無し娘。 投稿日: 2001/03/06(火) 20:44

仕事でくたくたになって深夜の帰宅。
本当はもっと早く帰れるはずなのに、俺は仕事がひとより遅いので
いつもこんな遅い時間になる。
一人暮しのボロアパート。
鍵を回しドアを開けると、真っ暗な部屋がしんと答えてくれた。
「……」
なあに。なれたことだ。
ルックスダメ、仕事できない、ギャグセンスない。
俺の帰りを待ってくれている人など、いるはずがない。
孤独。それが真っ暗な部屋から押し寄せてくる。
部屋に入り、手探りで電気のスイッチを探す。
明るくなっても気分は明るくはならない。
それどころかまぶしい光が俺をあざ笑ってるかのようだった。
「畜生っ!」
持っていた鞄を壁に投げつける。
「なに怒ってるの?」
「そうだよ〜。目がつりあがってるよ〜」
澄んであどけない声がふたつ。
「――お帰り」
振り向くとそこには加護と辻がいた。

034

名無し娘。 投稿日: 2001/03/07(水) 05:16

六畳一間のワンルームマンション、そこで俺とひとみは暮らしている。
二人で暮らすスペースを確保するため、ベッドは置くことができない。
そのため、眠る時は収納からいちいち布団を出してひいている。
もちろん布団は一つしかない。しかも煎餅のように薄い。
そこで俺とひとみは一緒に眠る。

「今日はすごく寒いね」
ひとみは身を縮めながら俺に向かって話しかける。
「うん、ものすごく寒いな」
外はひどく寒かった。そんな日はお互いにとてもつらい。俺とひとみは共に
体が大きいため、気付かないうちにどちらかが布団からはみ出してしまうこと
があるからだ。寒さで夜中、目を覚ましてしまうこともしばしばあった。

「すまないなひとみ、金が貯まったら、もっと広いところに引っ越して
ふかふかの羽毛布団を敷き詰めたベッドを買おうな」
そう俺が言うと、ひとみは少し悲しそうな顔をして言った。
「それは嬉しいんだけど、わたし今の生活も大好きなんだ、
こうやっていつも側に寄り添っていられるから……」
ひとみは俺の胸に顔を埋め、長い足をからませてきた。

俺はそんなひとみがたまらなくいとおしくて、思わず力を入れて抱きしめた。
「ちょ、ちょっとぉ、そんなにギュッってされたらいたいよぉっ」
ひとみは俺を突き放し、まじまじとその大きな瞳で俺を見つめている。
「ふふ、でもこうしてると、とってもあったかいね」
微笑みながらそう言うと、俺の頬にそっと口づけをした。
俺は再びひとみを抱きしめる。今度はそっと優しく……。

外やフトコロは寒かったが、俺達の心の中は充分暖かかった。
重なる二つの体はぬくもりに包まれ、やがて眠りに落ちた。

035

24 投稿日: 2001/03/07(水) 06:50

その日、俺は仕事が早く終わり、早めに会社を出ることができた。
(よし、今日は早く帰れるな、真里には連絡せずにびっくりさせてやろう)
そう思いながら、俺は家路を急いだ。そして自宅近くの駅へと到着し、
家までの道のりを足早に歩いていると、後ろから聞き慣れた声がした。

「おーい!待ってくれ〜、お姫様が困っておるぞ〜」
振り返ると、そこには真里がいた。両手にはいっぱいになった袋を
ぶら下げている。どうやら、スーパーへの買い物の帰りのようだった。

「早く帰ってくるなら、連絡くれればよかったのに〜、
せっかく特別な料理を作ってびっくりさせようと思ってたのに〜!!」
少しムスっとした表情をしながら、真里はこちらに小走りに向かってきた。
「あ、あのさ、俺だって黙って早く帰って、おまえのこと
驚かせようと思ってたんだぜ」
「そっかー、それじゃあ、お互い残念だったね、あははははーっ!」
真里は無邪気に笑っている。
「それよりさ、お姫様が困ってるって言ってるじゃん!荷物持ってよ!」

俺は、いっぱいになった袋を両方持たされてしまった。
(う!?お、重い。あ、あいつこんな重い物運んでたのか、俺のために……)
俺はびっくりすると同時に、真里をとてもいとおしく思った。
「ま、真里…」そう呼びかけようとしたが、
両手の空いた真里はスキップしながら、遥か前方に行ってしまった。

「あははははーっ!家まで競争だよっ」
今度は真里は唐突に駆け出した。
俺はそんな真里の小さな後ろ姿を追いかけながら、
「俺がこいつを一生守ってやるんだ」と心に誓った。

036

ぺったんこ 投稿日: 2001/03/09(金) 04:13

横で寝てたケイがモゾモゾ動いてる。
メチャメチャ、ウザい。

「…おい…ケイ…何やってんだよ…」
「だって布団出たら寒いからさ…」
「だからって布団の中で着替えんなよ…」

しばらく止まっていたかと思うと、
今度は布団の中の右手をゴソゴソと動かし始める。
さらに、ウザい。

「あれ…」
「なんだよ…」
「…パンツない」
「知らねーよ、そんなの」
「おっかしいなぁ…」

ケイの右手が、俺の腰の辺りでピタリと止まる。

「…」
「なんだよ」
「…」
「何、人の顔じーっと見てんだよ」

そしてケイは、おもむろに布団をひっぺ返した。夜の冷たさが全身を包む。

「ちょっとアンタ、誰のパンツはいてんのよ」
「…あ…」
「…ばーか」
「…間違っちった…」
「いいから…早く脱いでよ」

同棲始めて、1年ちょっと。
ま、よくある話だわな。

037

いつかの24 投稿日: 2001/03/10(土) 02:04

その日、仕事で疲れていた俺は酒に酔って帰宅し、梨華に当たり散らした。

「なあ、梨華、もうこんな貧乏な俺なんかやめて、
もっといい奴見つけて幸せになれよ!!」
ふてくされた俺はいつものようにこんな台詞を吐く。
「そ、そんなこと言わないで!!わたしあなたのことが大好きなんだもの。
貧しくたっていいの、ただあなたの側にいられるだけで……」
そう言うと梨華は、膝を抱えふさぎこんでいた俺を優しく抱きしめてくれた。
「ふふ、あなたいつもそう。いつもおんなじこと言って、すねるのよね。
でも、わたしがこうやったら治っちゃう。ふふ、甘えんぼさんっ」
確かに梨華の言うとおりだった。

「さ、お風呂行こっ!!」
梨華はそう言うと俺の手をひっぱって起こしてくれた。

銭湯からの帰り道、冷えないようにぴったりと寄り添いながら帰った。
俺の横を笑顔で歩く梨華、濡れた髪を月光が照らしている。

「ん!?なに見てるの?わたしの顔になにかついてる?」
「いや、濡れた髪が月に照らされて綺麗だなって思って」
「ふふ、変なの。でもうれしい、ありがとう」

そう言うと、梨華は俺の腰に手を回してきた。
俺は梨華の細い肩をそっと抱き、こちらに引き寄せる。
洗いたての髪からはシャンプーのいいにおいがする。

「風邪ひいちゃうから、はやく帰ろっ!!」

今度は唐突に俺の手を握り、走り出す梨華。
そうやって家まで、二人してジョギングをして帰った。

銭湯から帰ると、冷えないようにそのまま布団に潜り込んだ。

「ねーねー、まだ寒いよ、梨華のこと暖めて」
突然梨華は甘えた声を出して、いたずらな瞳で俺を見つめる。
そして視線を落とすと、俺の胸に顔をうずめてきた。

そしてしばらくの沈黙の後、
「おねがい、して……」
視線を再び上げ、今度は潤んだ瞳で見つめながら呟く。
梨華のほうから行為を懇願してくるのは久しぶりだ。
「じゃ、じゃあ…」
心なしか俺の声もうわずっている。

俺は梨華のくびれた腰に手を回し、こちらに引き寄せる。
そして唇を重ね、激しく舌を求め合うと、梨華はかすかに喘いだ。
俺は梨華の唇から顎へ、そして首筋へと自分の唇を這わせると
同時に、その形の良い胸を優しく揉みしだいた。
「…あ、あぁん」
梨華は快感に耐え切れず、思わず大きな声を出した。
俺は梨華を優しく脱がすと、更なる愛撫を続けた。
そして俺の指は梨華の女の部分へと向かっていた。

「ゴ、ゴメン、ちょっと待って!!」
突然梨華は俺を振り払い、トイレへと向かった。
俺は、ちょっと冷えたから用を足すものだと思った。
しかし、そうじゃなかった。

「本当にゴメン!!アレが来ちゃった……」
梨華はトイレから出てくると、俺に謝った。
(そっか、生理の直前だったから積極的だったのか……)
俺の頭は納得しながらも、下半身の頭は不満を訴えていた。

038

名無し娘。 投稿日: 2001/03/11(日) 23:24

「起きないと遅刻するよー」
ひとみ姉ちゃんの声がする。うるせぇなあ…
寝たふりを決め込んで頭から布団をかぶる。

ドタドタと階段を駆け上がる足音。
バタンと音を立てて僕の部屋のドアが開く。
「起きろー!」
ひとみ姉ちゃんの怒鳴り声。
その声と同時に、僕の布団が一気にはがされる。
「なんだよ!朝からうるせぇよ!クソひとみ!」
思わず僕も怒鳴り返す。
「んー?やんのか、コイツぅ」
そう言ってひとみ姉ちゃん、笑いながら僕の頭を小突く。

「…やんねーよ。女相手に」
「お?一人前に格好つけちゃって。…朝ご飯できてるんだから、早く降りてきな」
そう言い残して、またドタドタと階段を駆け下りる足音。

階下から母ちゃんとひとみ姉ちゃんの話し声が聞こえる。
「起こしたよー。もう、私も遅刻しちゃうよー」

いつもの、朝。

039

温泉旅館にて 投稿日: 2001/03/14(水) 23:20

「わぁ〜、気持ちいいよ〜、はやくおいでよ〜」
部屋備え付けの専用露天風呂から真希の呼ぶ声がする。
「う、うん、いますぐ行くよ」
俺はそう応えると、服を脱ぎ露天風呂へと向かった。

湯船の中では、真希が楽しそうにはしゃいでいる。
ピンク色に染まったその極上のカラダが俺を狂わせる。
俺は真希を捕まえてこちらに引き寄せ、膝の上に乗せた。

俺は後ろから真希の首筋に唇を這わせ、同時に乳房を軽く揉んだ。
「…ぁん、だめだよ……」
拒否する言葉を発しながらも、真希は腕を俺の首に回し、
こちらに振り向いた。そして激しく舌を求めてきた。
「クチュクチュ」
交互に絡み合う舌と舌が卑猥な音を立てる。
その淫靡な響きが、俺を更なる野獣へと変貌させる。
俺は真希を立ち上がらせると、囲いの石垣に手をつかせた。

「オイ、もっと尻を突き出せよ!!」
その言葉に一瞬戸惑いながらも、悦んで従う雌犬真希。
こちらに秘部を丸見えにしながら、御主人様の進入を待っている。

俺は天に向かってそそり立つ自分の愚息を真希の蜜壷に
あてがい、一気に突き刺した。
「ん、ぅあ、ぁあん……」
真希は快感のあまり、か細く声にならない声を出した。
俺は真希のいやらしくくびれた腰をつかむと、激しく動いた。
「パンパンパンパンパン」
淫らな音を立てながら、真希の尻が揺れる。まさに絶景だ。
俺は卑猥に出入りする自らの一物を見やると更に興奮を憶えた。

「く、くはぁっ、き、気持ちいい…、も、もっと激しくして…」
真希は快感に噎び、更なる刺激を求めた。
俺はそれに応え、より一層激しく一物を突き入れる。
すると真希はその快感に耐え切れず、上半身を深く折り曲げた。

「あ、あぁん、も、もうだめ…、き、きて……」
真希がそう言うと同時に、俺にも限界が訪れた。
激しく放出された白濁液は放物線を描き、真希の尻へと到達した。

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」
荒い息遣いで突っ伏したままの真希を、俺は優しく抱き締めた。
先程放出された白濁液が真希の大腿を伝い水面へと滑り落ちた。

040

名無し娘。 投稿日: 2001/03/17(土) 00:42

「あなた〜、お背中流しましょうか?」
シャンプーで頭を洗っている俺に、洗面所から梨華が話しかける。
「バ、バカ、いいよ、自分で出来るよ!」
俺はシャンプーが目に入り、目を開けることができずにいた。
(カチャッ)ドアの開く音がする。
「オ、オイ、いいって言ってるだろっ!」
俺と梨華が一緒に暮らしはじめてまだ3日目、俺は照れくさくて、
恥ずかしさのあまり思わず声を荒げてしまった。
「ふふ、照れ屋さんね、かわいい」
俺は頭を流すと、すぐさま振り向いた。するとそこには一糸纏わぬ
姿の梨華がいた。俺は思わず、その完璧な裸体に見とれた。
「そんなに見つめないで、わたしも恥ずかしいよっ」
そう言うと、梨華はタオルで前全体を隠してしまった。
「それじゃあ、背中流すからむこう向いて!」
俺はドキドキしながら、その指示に無言で従うしかなかった。
「わあ、広い背中、すごくたくましくてステキ」
背中を流しながら、梨華が俺に抱きついてきた。
俺の背中には、柔らかいふたつの感触があった。その感触に
俺はいてもたってもいられなくなり、そして………(以下略

041

名無し娘。 投稿日: 2001/03/18(日) 03:50

仕事帰りの電車の中、ふと外を見ると、雨が降り出してきた。
(ちくしょう、傘忘れちまったよ、なつみに電話しよ)
俺は自宅に電話を入れた。
「プルルルルル…、プルルルルル…、プルルルルル………」
(おかしいな、なつみの奴こんな時にどこいっちまったんだよ?)

自宅近くの駅に到着し、雨どいの切れ目で虚しく雨空を見上げる俺。
すると突然後ろに人の気配を感じるや否や、俺の視界が妨げられた。

「だ〜れだ?」
間違えるはずもない、聞き慣れた声がした。
「な、なつみ!?なつみだろ…」
俺の両目を塞いでいた手が放されると、俺はすぐに振り向いた。
「へへ、雨が降ってきたから急いで傘持って来たべ!」
いたずらな瞳で俺を見つめ、得意げな顔で傘を手渡そうとする
なつみがそこにいた。
「あ、ありがとな」
そう俺が言うと、本当に嬉しそうな顔をするなつみ。
たまらなくいとおしい……。

傘は二本あったけど、相合い傘で腕を組みながら家まで帰った。

042

いつかの24 投稿日: 2001/03/21(水) 02:17

今、俺の横では圭織が一生懸命掃除をしている。
俺は手伝う気など毛頭無く、こたつに入ってテレビを見ていた。
ふと見ると、圭織がテレビラックの中のビデオテープを全部出そうとしていた。
(や、やばい!そこは……)
俺はそこの奥にナイショのビデオを隠していた。
あせった俺は、なんとかごまかそうとして圭織に話しかける。

「お、おい、そんな細かいとこまで掃除しなくてもいいんじゃねえか?」
「ダメダメ!ホコリがたまってるもん!圭織気になるもん!」
「だから、もういいって、そこにいたらテレビが見えないんだよ!」
あせりから、ついつい俺は強い口調でそう言ってしまった。すると、圭織は
そんな俺の言葉を敏感に感じたのか、疑惑の目で俺を見つめた。

「あーっ!もしかして、なんかアヤシイものでも隠してるんじゃないのー?」
「バ、バカ!そんなもんねえよ!!」
「あーっ、そんなムキになるなんて、ますますあやしいなー」
そう言うと圭織はビデオテープを一気にかき出した。そして圭織は
数本のムフフなビデオを発見し、その内の一本を手に取った。

「ちょこっとFUCK、後藤まみ???」
圭織はタイトルを大きな声で読み上げた。俺は顔を真っ赤にして
うつむいていた。すると、圭織は突然怒った顔で俺を睨み付けた。

「ちょっとー、『後藤まみ』って誰よ?後藤のそっくりさん?
アンタ圭織より後藤のほうがいいって言うの?」
「い、いや、それはその〜〜、なんと言うか、出来心です……」
俺は全く言い訳になっていない反応を示すしかなかった。

「まあ、いいわ、許してあげる!それよりこれ一緒に見ようよー」
さっきとは一転、笑顔で俺にそう言う圭織。
「え!?なんでだよー、そういうのは男が一人で見るもんだよ……」
「いいの!いいの!だって圭織、こういうのあんまり見たことないから
どんなもんなのか、すごい興味あるもーん!!」
かなり興奮した様子で圭織は言った。

圭織があまりにも興奮しているので、俺は正直面食らった。
最初はもっと怒られるかと思ったが、そうではなくて俺はホッとした。

ビデオテープをデッキに入れると、圭織は再生ボタンを押した。
画面には、胸にナニを放出された後藤まみが映し出されていた。

「わーっ、いきなりなにこれ?あ、もしかしてここでイッたの?」
ニヤニヤした顔をしながら、俺の顔を覗き込む圭織。
「う、うん、まあね……」
そんな圭織の視線を避けるようにして、俺は呟く。
圭織はいったん停止ボタンを押して、最初のほうまで巻き戻した。
そして再び再生すると、最初のカラミが映し出された。

「…はぁん、あ、イイ……」
後藤まみが男優の激しい舌使いに喘ぐ。そして今度は、まみのご奉仕
タイム、69、挿入と続いた。ふと圭織を見ると、画面を食い入るように
して見つめている。その頬はほんのりピンク色に染まっていた。

「か、圭織?」
俺は話しかけたが、返事はない。

「…ぁあん、イ、イク、イッちゃう〜〜」
まみの絶叫とともに男優も果てた。圭織はそれを見届けると
おもむろにビデオを取り出し、ケースにしまった。
すると、圭織はトロンとした目をしながらこちらに近づいてくる。
(お、おい、なんか様子がヘンだぞ……)

虚ろな瞳の圭織の顔が近づく、俺の鼓動も早くなる。
(圭織、ま、まさか、今ここで……?)
俺は淡い期待を抱いて目を閉じた。
「(今夜、あんなコトしてあげるね!)」
圭織は耳元でそう囁いた。俺が目を開けると、圭織は隣の
部屋の掃除に向かってしまった。
(あーあ、今ここで期待したのにな……残念)
俺はそう思いながらも、今夜のことをシミュレートして我慢した。

ビデオを発見された時はどうなることかと思ったが、
思わぬところで圭織の開発に成功したようだ……。

043

石熊 投稿日: 2001/03/21(水) 20:29

石熊長編のため、こちら

044

L型 投稿日: 2001/03/24(土) 03:52

L型長編のため、こちら

045

ホセと申します。 投稿日: 2001/04/01(日) 03:25

あれは1年位前だったか?俺は夜勤明けの休みで暇だった為ビデオでも借りようと思い
レンタルビデオショップに向かった。しかし、目ぼしいビデオが見つからず早々と
退散しようと思い足早に店を出て行こうとした。出口にきた時、一人の女性とぶつかった。
俺はよろめきかけたためムカッときて女性の顔を見ようとした。その時、俺はピンときた
そうモーニング娘のメンバーだったのである。だれだったけなぁと考えているうちに
その女性は申し訳なさそうに謝って店内に消えていった。

それから4日後、俺は全く同じ場所にいた。もしかしたらまた彼女と会えるかもしれない
という密かな期待を持ちながら・・・しかし、理由はそれだけでは無かった。俺は3日前に
会社からリストラを宣告されたのであった。仕事で忙しかった為見れなかったビデオでも
借りようと店内を物色して行った。そのとき、俺の視界に一人の女性が写った。
彼女は『先日はどうもスミマセンでした。』と言った。その時も俺はその場を立ち去ろうと
していた。モーニング娘のメンバーかどうか聞こうとモジモジしていたが先に
口を開いたのは彼女の方だった。『スイマセン、ちょっとお願いがあるのですが』と言った。

彼女は笑顔でこう言った『私、最近引っ越したばかりで家具を移動するの手伝っていただけますか』と。
俺は不思議に思った。なぜ俺みたいな汚い男に声を掛けたんだろう。
そう、リストラのショックで何も手につかず髭さえ剃っていなかったのである。
しかし、彼女の笑顔の前では断るのは不可能だった。俺は「暇なんでいいですよ。」
と言い、彼女に付いていく事にした。
その日は3月だというのに小雪が舞っていた。歩いて10分くらいだったろうか。
高台の上に白いマンションが見えた。“チン”と音がなるとエレベーターがやってきた。
エレベーターの戸が閉まると、そこはお俺とって拷問の場所に変わった。
あのモーニング娘。のメンバーとこんな所にいるなんて・・・俺は信じられなくなった。
彼女は俺の気持ちを悟ったのか笑顔でこう言った『私の家、7階なんです。』と。
しかし、言葉は救いにもならなかった。ほどなくすると7階についた。
マンションの扉には不釣合いな立派な表札が掛けてあった。
俺は「すごい表札だね。」と言った。
彼女は『それ私の父から貰ったんです。最初は私の一人暮らしに
反対してたんですけどねぇ』と笑顔で応えた。
しかし、その表札をみて俺はすべてのことをのみこんだ。
その表札に書いてあったのは・・・

俺は,表札を見て愕然とした。そこには[吉澤ひとみ]と書いてあった。
実は、俺はモーニング娘。というのは大ファンまでも行かないが、結構好きな部類に入っていた。
CDも何枚か買ったことがある。
『ちょっと待っててくれますか?』と言うと、ひとみは、部屋の中に消えて行った。
数十分後、ひとみは、再び部屋から出てきた。豊潤な二の腕、たわわなヒップから伸びる白い足。
そう、ひとみは肌寒いと言うのに花柄のワンピースに着替えていた。きっと、部屋の中で着替えたのだろうと俺は思った。
『さぁ、どうぞ』と言うと俺を部屋に迎え入れてくれた。
さすがは女の子の部屋らしくカーテンやらなにやらが一つの色で統一されていた。
ただ、まだ引越し直後ということもあり、部屋は汚かったが・・・
「いいウチですねー。 俺の安アパートより100倍は良いですよ。」と冗談交じりで言うと
『そうですか、どうも』と笑って返した。
さらに奥の部屋に入ると、大きな鏡台があった。
『これなんですよ、とても大きくて一人では動かせないんですよ』
「すごいですね。よくこれを持ってきましたねぇ
じゃあ、どうしようか? 二人で持ち上げようか?」
『そうですね。それがいいと思います。』
「じゃあ、せーので、持ち上げますよ」
「せーの」

数時間後、結局俺は、家具を移動し終えただけでなく、ひとみの部屋の
掃除までしたのだ。
「じゃぁ、もう大体片付け終わったから帰るよ」
『あのー、もし良かったらもゴハンでも食べていきませんか?』
「別に、良いですよ。」
『私、作りますから』
「いいよ、わざわざ作るんだったら、食べに行こうよ おいしい店知ってるから」
『じゃあ、今から支度します。ちょっと待ってて下さいね。』
その後、ひとみと俺は、行きつけの食堂へ向かった。
「ごめんね。今俺あんまりかね持ってないからさぁ」と言うと
ひとみは『全然良いですよ』と嬉しそうに言った。
「あっ、そうだまだ名前言ってなかったね、俺、××って言うんだ。」と自己紹介をした。
店内に入ると、早速他愛も無い話をし始めた。
その後、俺は、調子に乗っていろいろ話始めた。
「部屋にいった時に、気づいたんだけどやっぱり
モーニング娘。の吉澤さんだよね」と聞いた。
すると、ひとみの顔が明らかに違い始めた。しかし俺は調子に乗りつづけて
「どう? モーニング娘。の同士仲は良いの?」
などと言うことまで聞いてしまった。
するとひとみは
『もうそんな事どうでも良いじゃ無いですか? 私、帰ります。』と言って
怒って帰ってしまった。
俺は、急いで、後を追おうとしたが、既に店内を出たときには間に合わなかった。
俺は、その時に、ひとみには、
何かがあるという事に気づいてあげればよかったのかもしれない
俺は、自宅に帰ってからも、その事で悩んだ。
なんであんな事を言ってしまったのだろうか?
「そうだ、明日謝りに行こう」と思った。
しかし、3日続けて行っても、会うことは無かった。

そう、ひとみとは二度と会う事は無いだろうと思った。

046

名無し娘。 投稿日: 2001/04/03(火) 08:45

中学ん時の話。友だちが家に遊びに来た。
そいつはけっこう仲のいいやつでクラスの女の子で
誰が好きかなんてことも話したりした。
そのうちそいつが
「おまえ妹いるんだろ。どう?仲いいの?」
と聞いてきた。
「別に・・・。普段あんまり話とかしないし・・・。」
おれは話題をそらそうとした。
はっきりいって妹の話はしたくないのだ。
でも、そいつはしつこく聞いてきた。
「女のきょうだいってさあ、なんかいいよな。
甘えられたりしたらうれしくない?」
そのとき、急にドアが開いてあさみが顔を出した。
「おにいちゃん、お母さんがごはんできたから降りてこいって」

「・・・」
「・・・」

食事中もそいつは口数が少なかった。
友だちが帰ったあと、おれはあさみをぶん殴った。
「ドアを開けるときはノックしろって言ってるだろ!!」
あさみは泣き出すし、おふくろには怒られたが、
おれははずかしさのあまりそれどころではなかった。
学校で「あいつの妹すんげえブスなんだぜ」とか
言いふらされたらどうしようと思うと、夜も眠れなかった。

今日、そんなあさみがお嫁に行く。
あのとき殴ったりしてごめんな。
そして、おめでとう。
控え室で緊張気味に座っているあさみにそう言ってやりたかったが、
言葉にならなかった。

047

投稿日: 2001/04/04(水) 03:34

「なあ、今週の土曜に久しぶりに音合わせしないか?」
俺は友達に電話で話した。
「いいけど土曜は彼女と約束してんだよなぁ・・・」
受話器の向こうで友達の声が聞こえる。
「頼むよ、土曜しかみんな都合合わないみたいだしさ。」
俺は一応バンドをやってる。
バンドっていうよりはたまに友達と演奏するっていう方が合ってる。
楽器はギター。それなりに前からやってるだけ合ってそれなりには弾ける。
「それよりさぁ、お前まだギター練習して音楽関係の仕事に就けばモー娘。に会えるって思ってんの?」
受話器の向こうで呆れた声がした。
「そんなわけないだろ、それより土曜な。じゃ、また」
そう言って俺は受話器を置いた。
確かに「音楽関係の仕事に就けば〜」っていうのがギターを始めた切欠でもあった。
まあ始めた頃は俺もガキだったからな、無理だって解りつつもギターを始めてた。
今は違う、多分・・・。
「さ〜て、春休みだし、明日は外行ってなんか見てこようかな。」

次の日、俺は渋谷に行く事にした。
「やっぱり混んでるなぁ、人多すぎ」
まあ春休みだから当たり前なのか。
それにしてもカップルでごった返してる中、一人身は居心地が悪い。
「特に用無いし、早めに帰るか・・・」
まだ昼を過ぎたくらいだったが、俺は駅に向かうことにした。
道路の方を眺めながら歩いてると誰かにぶつかった。
「あ、すいません・・・」
女の子だ。ぶつかったせいで帽子を落としたらしい。
「大丈夫ですか。」
「あ、はい」彼女が俺の方を見た。
「・・・あの・・もしかして、石川梨華さんですか?」
俺がそう尋ねた瞬間周りにいた大勢の人達がこっちを向いた。
「え、あ・・・ちょっといいですか」
彼女は俺を引っ張って近くにあった喫茶店に駆け込んで俺を席に座らせた。
「すいません。あんなこと聞いちゃって・・・。ってことはでも本物なんですか?」
「・・・はい。」
当たり前だが俺は夢ではないかと疑った。
しかし、このまま彼女とここに居るわけにもいかないだろう。
「すいません、色々と。お金は俺が払っとくんで・・・」
そう言って俺は席を立った。
「あの、良かったら一緒に行きませんか?」
突然彼女がそう言いだした。
「え?」俺は思わずそう口に出してしまった。

048

名無し娘。 投稿日: 2001/04/06(金) 01:40

えいじ長編のため、こちら

049

オフライン作業 投稿日: 2001/04/08(日) 22:35

オフライン作業長編のため、こちら

050

石熊 投稿日: 2001/04/13(金) 07:23

高校受験も追い込みに入った冬休み。

そんな暮れも押し迫った頃、
従姉の裕子姉さんが休みを利用して、
何年かぶりに京都から遊びにやって来た。

10才以上も年の離れた従姉。
小さい頃はよく遊んでもらった記憶がある。
話によると俺のおしめを替えたこともあるそうだ。

久し振りに見た裕子姉さんは、昔の面影とは違い、
すっかり大人の雰囲気漂うきれいな女性に変身していた。

最初目が合った時は思わずドキドキして、
挨拶がしどろもどろになってしまった。

しかし、時が経つにつれ、
また昔のように気軽に話せるようになった。

外見がどんなに大人びていても、
やっぱり裕子姉さんは裕子姉さんなんだなと、
どこか安心する部分があった。

そして正月も過ぎ、裕子姉さんが京都へ帰る前日。

いつものように、
懐かしい昔話に花を咲かせた夕食が済んだ後、
俺は部屋で深夜まで受験勉強をしていた。

日付が変わり、集中力も途切れてきたその頃、
不意にムラムラしてきた俺は、
机の引き出しの奥に隠してあるエロ雑誌を引っ張りだして、
オナニーを始めていた。

しばらく机の上に広げた裸の写真を見ながら、
一心不乱にペニスを擦っていた。

と、その時、
突然ノブを回す音と共にドアが開く音が背後から聞こえた。

「受験少年がんばってるか〜。夜食持ってきてあげたで〜」

裕子姉さんが入ってきたのだ。

真っ直ぐ俺の方に向かってくる。

余りの突然のことに俺は身動きが取れず、
勃起したペニスを握り締めたまま、固まってしまっていた。

そしてすぐ後ろまで近づいて来ていた裕子姉さんの足音が、
ビクッとしたように途中で止まった。

俺は固まったままの体で、首だけゆっくりと振り返った。

裕子姉さんは、
俺の姿を見たまま絶句して立ち尽くしている。

顔色を窺うため、恐る恐る視線を上げる。

驚きの表情の裕子姉さんと、見つめあったまま数秒。

時間が止まったかに思えたその時、
裕子姉さんは状況を把握したのか、
「……まぁ、しょうがないわなぁ。アンタも年頃やもんなぁ」
と、ため息まじりにつぶやいて、俺の横まで来た。

そして机の上に夜食をのせたお盆を置くと、
そこにあったエロ写真を見た。

「ふ〜ん。こんなんで興奮するんや。
 ……なら、まだ女の子とHしたことないんやろな」
と、俺の勃起したペニスをチラチラ見ている。

急に恥ずかしくなった俺は、手でペニスを隠し、
真っ赤な顔でうつむいているばかりだった。

その様子にクスッと一つ笑った裕子姉さんが、
不意に俺の耳元でささやいた。

「女のからだ、教えたろか?」